2019.11.20 Wednesday
悲しみの果てに 一博
JUGEMテーマ:日本酒
悲しみの〜果て〜に
何がある〜かな〜んて〜
俺は知〜らない、
見〜たこ〜とも〜ない〜♪
…いや、大丈夫っすよ、普通に元気ですよ!
でも、まあ人生いろいろですよね〜。
悲しみの果てまで行きたくないですが、
悲しみや苦しみが多い人生の
良き伴走者になるのが「うまい酒」
だったりしますよね〜、ね、ね!
そんなわけで、今回ご紹介するお酒は
滋賀県は東近江市 中澤酒造さんの
「一博(かずひろ)」です。
中澤酒造さんは、2000年に一度
休業の憂き目にあっているそうです。
その後、別の酒蔵さんでの
借り暮らしを経て、
2015年に見事復活させたのだとか。
「一博」というお酒の名前も、
当時さんと間借りしていた蔵の社長の
名前を一字づつ使っているそうです。
休業するときは、本当に悲しくて
苦しかったと思います。
それを乗り越えて見事復活したのですから、
悲しみの果てには素晴らしい日々が
待っているんですね!
というわけで、
まずはスペックですが
アルコール度数:16度以上17度未満
精米歩合:60%
酸度:2.0
日本酒度:−1
酸度日本酒度から見ると、
私の好きな「甘酸っぱい」お酒のよう。
それでは味のほうはどうでしょうか?
香りは、ほんのり青りんご系の香り。
口に含むと、出ました
「セメダイン」系の香り!
これは苦手な人も多いですし
評価が分かれるんですが
私は大好きな香りなんですよね。
ちょっとワイルドで
ツンとくるニュアンスが好きです。
ただ、全体的に香りは穏やか目です。
続いて味は…意外に酸は丸いです。
ズッと口に広がるかと思いきや、
旨みまろみのほうが勝ってますね。
日本酒度が低いので甘さも感じます。
いっぽうで生酒特有のフレッシュさも。
…なんだか、酸いも甘いも乗り越えた
いろんなニュアンスを感じるお酒。
10年来の友人との再会に、
杯を傾けたくなるような、
そんなお酒でした。
いや〜今宵もよいお酒!
ごちそうさまでございました〜。